The Sake-Brewing Process 酒造りを語る上で、欠かせない5つの要素、それは 水、米、熟練した技術、酵母、その地方・気候です。「酒」は、米と多くの水を用い、醸造過程を 経て、その結果産みだされるもの。事実、酒の80%は水なのです。だからもし良い酒を造りたいと思うなら、良い米と良い水、これが大前提です。さらに、杜氏のもつワザ、適した酵母の選択、そしてその地方の地理的・気候的条件への対処法、 が要となってきます。これら5つの要素、それぞれについて、さらに詳しく知りたい方は原料・Ingredientsのコーナーへ。
酒母 The yeast starter (shubo or moto) 次にまず、種になる酒母(しゅぼ)が作られます。これは何かというと、 できあがった麹、何も手をつけていない蒸し米、水、それに酵母(こうぼ)が一緒になったものです。一般的にその後2週間で、酵母の数が1スプーン中1億個にまで増えると言われています。(写真右:酒母( 又は溥ともいわれる)が泡だっている)。
もろみ The mash (moromi) 大きなタンクに移し、さらに蒸し米、麹、水が、4日間3度に分けて加えられます。大まかに見て加える度に量が倍になっていきます。これ は「もろみ」と呼ばれ、次の18〜32日の間で発酵します。求める味に見合うまで温度・酸度など常に点検・調節されます。